キャリアデザイン入門(大久保幸男)
キャリアについての本はいろいろあります。すぐに転職に役立ちそうなハウツー本もありますし、学術的な専門書もあります。当たり前のことですが、どんな本でも、自分の状況にあっていないと、あまり役に立ちません。
たとえば、ハウツー本であれば、転職を意識していない人にはあまり役に立ちません。専門書であれば、キャリアカウンセラーになろうとか、専門的に深く勉強しようと考えている方以外には少々難しすぎます。
その点、今日ご紹介しようと考えている『キャリアデザイン入門Ⅰ基礎力編』『キャリアデザイン入門Ⅱ専門力編』は、学術的に難しくもなく、キャリアの全体像について説明されていて、多くの方に有効な本だと思います。
特に、20歳代から30歳代前半の方は、あらかじめこの本を読んでおくことで、40歳代以降の自分のキャリアを自ら作り出せるようになるのではないでしょうか。もちろん、読んだだけではダメで、それなりのことを実行していかなければなりませんが。
2冊に分かれているので、読むのが大変と思われるかもしれませんが、どちらも160ページ程度なので、それほどでもありません。パート1の基礎力編の方を読んでみて、興味を持ったら、パート2の専門力編も読んでみると良いのではないでしょうか。
若いうちは、どうしても自分探しをしたくなるものです。近年、その傾向は益々強くなっているようにも感じます。就職せずにフリーターを続けていたり、ニートと呼ばれる人の中にも、自分探しをして答えが見つからないので仕事をしないという人もいるでしょう。
確かに、そんな簡単に自分にふさわしい仕事なんて見つからないのです。
そういえば、先日、サッカーの中田英寿選手が、ホームページで引退を発表して話題になりました。サッカーの世界であのレベルまでいった選手でさえ、これから自分探しの旅に出るのだそうです。自分探しというのは、永遠のテーマなのかもしれません。
さて・・・
では、どうすれば、自分を見つけられるのでしょうか。適当に旅に出れば、自分が見つかるというものではありません。あちこちをさまよっていれば、自分にぴったりのものに出会えると思ったら、大間違いです。
どちらかといえば、自分探しは、金を掘り当てるのと同じではないでしょうか。どこで出そうなのかを見極めるために、その場所を探すことは大切です。でも、そのあと、当たりをつけて、とにかく掘ってみないと分からないということです。
金の場合は、掘り続けることが無駄骨になるかもしれませんが、キャリアの場合は、一生懸命掘ることが新たな発見につながると思います。
掘り続けるというのは、何度か書きましたが、とにかく、目の前の仕事を一生懸命やってみるということです。
この本では、どうしてそれが重要なのか、説明されています。また、それぞれの年代で、どのように過ごしていくべきかも書かれています。
自分の人生をよりハッピーにしていきたい方。ぜひ、一読されることをお勧めします。
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