偉大なるワンパターン
ワンパターンといえば、あまりよい意味では使われない言葉です。ところが、長寿番組とか、人気番組になると、そのワンパターンが逆に喜ばれます。
その最たるものとしては、水戸黄門があげられるでしょう。
我が家では父親が時代劇好きなので、子供の頃はさんざん見ておりました。ご存じのように、番組が終わりに近づくと、必ず印籠が登場します。何でも、毎回○時△分頃に登場すると、時間まで決まっているとかいないとか。
さあ、くるぞ、くるぞ、くるぞ・・・
でた~!!
このように、「くるぞ」と分かっているにもかかわらず、その期待通りにでてくると、それがうれしかったりするわけですね。逆に、その期待通りにでてこないとクレームになったりするようです。
そうやって思い返してみると、人気番組というのは、ある種のワンパターンで作られています。たとえば、数年前に話題になった「ごくせん」。私は、これを見ていて現代版の時代劇だと思ったのですが、最後は必ず仲間由紀江(役名は忘れました)がでてきて、悪い奴らをやっつけます。で、そのときには、ワンパターンの台詞を決める。「待ってました~」という感じでしょうか。
もっと、昔に遡れば、「噂の刑事トミーとマツ」(う~懐かしい)。いざ犯人を逮捕するときに尻込みしてしまうトミー(国広富之)に、マツ(松崎しげる)が、「お前なんてトミ子でたくさんだ!トミ子!!トミ子!!!トミ子~!!!!!」とやると、トミーが大変身して、犯人グループを一網打尽にする・・・というわけです。
もっとも、ワンパターンでやっていればそれでいいというものでもありません。
くるぞ、くるぞ、くるぞ・・・
きた~!!
待ってました~!!
と思うものには、ある共通点があるように思います。
上記3番組だけの共通点ですから、一般化するには無理がありますが、それでも上の3番組には共通点があります。
要するに、最後は、「正義が勝つ」「悪い奴は懲らしめられて、ああスッキリした!」というものです。
このような偉大なるワンパターンは、作ろうと思ってできるものではありません。もちろん、いろいろ考えて仕掛けるわけですが、それが意図通りになるとは限らないからです。
でも、このような偉大なるワンパターンを、一度くらい作ってみたいものです。
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