叱るということ
今日は、某社の研修。午前中は、一般社員向けの研修で、午後は幹部向け。幹部向けの研修は、より実践に即した内容で実施します。
さて、その幹部研修で、やらかしてしまいました。受講生の幹部を叱ってしまったのです。もちろん、研修の中での出来事ですから、正確にいえば、叱ったというわけではありません。でも、内容としては、叱ってしまったのも同然でした。
内容について詳しくは書けませんが、幹部としての姿勢、態度についての指摘です。私からはやや甘いように見えたので、その点を指摘するとともに、それが部下からどのように見えるか、そのことが組織にどのような影響を与えるか、本来ならどうするべきかなどなど・・・かなりの時間をかけて指摘してしまいました。
私も、できればそんなことはいいたくないのですが、ここでいっておかないと締まらなくなると思い、思い切っていうことにしました。
こういう日は疲れます。
相手を傷つけないように(といっても、傷ついていると思いますが)、それでも指摘するべきところは指摘するように、言葉を選びつつも厳しい内容になっていたと思います。
こちらとしては、よりよい幹部になって欲しいという願いがあるので厳しいことをいうわけですが、私の思いはどこまで通じたのか・・・私には、確かめようもありません。研修が終われば「お疲れさまでした」と帰ってきてしまいますので、その後の様子も分かりません。
ところで・・・
突然、ある社長の話を思い出しました。正確にいえば、ある社長の会社の社員の話です。
そこの会社の社長は、日頃から、結構社員には厳しく接する方です。その社員も、時々、ビシッと厳しいことをいわれるとのこと。言葉もきついので、叱られたときは、結構ショックを受けるそうです。ところが、そのように厳しく叱られても、社員と社長の関係は良好だそうです。
なぜか。
社長が、きちんとフォローをするからです。その社員曰く、
「叱ったあとは、なんかいつまでも人の周りをウロウロしてるんですよね」
要するに、社長がフォローしようとしてウロウロしているのですね。でも、だからといって、うまく言葉でフォローできるわけでもないようです。それでも、ベテランの社員は大したものです。
「きっとフォローしたいんでしょうね」
すっかりお見通しです。
社員の側も、いわれたことを冷静に受け止めれば、社長の言うことはもっともなことであり、社長がどのような思いで叱ってくれたのかも分かるでしょう。この社長の場合も、フォローしようとする姿勢、たとえ結局うまくできなくても、そのような様子が伺われるので、厳しいことも素直に受け止められるようになるようです。
やはり、叱りっぱなしではなく、フォローは重要なのですね。
私もフォローしたいところですが・・・
人の会社の事務所で、いつまでもウロウロするわけにもいきません。それは、怪しすぎますから・・・
気持ちが通じることを祈るばかりです。
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