とりあえず、やってみませんか?
今度、ドラえもんの映画が中国でも上映されるとのこと。日本国民だけではなく、世界のキャラクターになろうとしているのですね。
さて、このドラえもん。
私が小学生の頃から存在していますから、もう30年以上前に登場したキャラクターです。我が家では、マンガを買うことは許されていなかったのですが、どういう訳か、ドラえもんだけは別。自慢じゃありませんが、恐らく全巻揃っています(自慢してるってば)。
ドラえもんが取り出す未来の道具は、主題歌の通り、「こんなものがあったらいいなぁ」というものばかりです。子供の頃は、「ドラえもんがいたらいいのに」とか、「○○があったらいいのに」などと、よく考えたものでした。
たとえば、どこでもドア。
遅刻しそうなとき。これさえあれば、余裕で到着するんだけどなぁ。
そんなことを考えたことはないでしょうか?
テスト前には、暗記パン。
これがあれば、一夜漬けは完璧!
これさえあれば!
いろいろなものが浮かんできます。
でも、これが浮かぶのは、あらかじめマンガでその道具を見たからです。そういう機能を持った道具がある(マンガの世界ですが)ということを知っているので、これさえあればと思えるのです。
もし、ドラえもんで「どこでもドア」を見ていなければ、そんなものがあったらいいなとは思いません。常識的に、どこにでも行けるドアなどあるわけがないので、そんなことは想像もしないのです。せいぜい、自家用のヘリコプターがあればなぁということぐらいでしょう。
また、一夜漬けしながら考えるのは、もっと早くやっておけば良かった・・・とか、ここがでますように・・・といったことぐらいでしょう。たまには、頭の良くなる薬はないかななどということを考えるかもしれませんが。
さて、何をいいたいのかというと、現実の世界に存在しないものは、たとえ、空想の世界であっても、思いつきにくいということです。
「そんなこと考えもしなかった」
多くの方がそういうはずです。現実に存在しないものは、頭の中にも存在しないのです。
ですから、新しい発想で考えることや、ゼロベースで自由な発想をすることは難しいのです。プロジェクトなどで、「何でも自由に考えなさい」といわれても、戸惑うばかりなのです。
そうならないためには、日頃から、そのような発想をするように心がけることが大切です。
「そんなことはできない」
と、最初から決めつけるのではなく、「それができたらいいよね」という発想で、どうやったらできるかを考える習慣を作るわけです。
もちろん、そうやって考えたからといって、「どこでもドア」が本当にできあがるわけではありません。やはり、できることとできないことがあるという現実は、変えようがありません。
それでも、最初から「そんなことはできない」と決めてかかっている組織と、「できたらいいよね」と、チャレンジしている組織では、大きな違いがでます。
「チャレンジを奨励する組織」
そんな言い方をすると大げさですが、
「とりあえず何でもやってみる組織」
それなら、すぐにできるのではないでしょうか。
「とりあえず」という言葉は、あまりよい言葉ではないかもしれません。でも、そのあいまいさがあるからこそ、気楽に取り組めるようになるともいえます。
とりあえず、やってみませんか?
まあ、とりあえず。
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