ルーキーズ
いつの時代も、熱血教師が求められているようです。私が子供だった頃から最近に至るまで、熱血教師が主人公のドラマが人気になっていたりするからです。
ドラマですから、実際には「こんな先生はいないよ」というような熱血ぶりですが、でも、心のどこかに「本当にこんな先生がいたらいいな」と思う人が多いから人気があるのでしょうね。
実は、私は、あまりドラマは見ません。連続ドラマは、逃さず全部見たくなるものですが、現実的にはそうもいかないので、結局まったく見なくなるのです。ところが、最近改めてチェックしているドラマがあります。
それが「ルーキーズ」です。
休みの日に何気なくテレビを見ていたら、たまたま、そこまでの総集編みたいなもの(要するに番組の宣伝)をやっていて、それを見ているうちに、興味を持ち始めたのです。見事に、TBSの作戦にはめられたということです。
ストーリーは、ドラマにはありがちな不良生徒と熱血教師の話です。どうしようもない不良ばかりの野球部が、熱血教師に率いられて甲子園を目指していくという、ある意味、荒唐無稽なストーリーです。
でも、それを見ていると、妙に考えさせられる部分が多いのです。
この教師は、「夢をあきらめるな」と、不良学生が「何、馬鹿なことを言ってんだよ」と一蹴するようなことを臆面もなく言い放ちます。
「頑張って努力するなんて無駄だ」
「いくら頑張ってもかなわないことだってある」
そのような冷めた声、でも、きわめて現実的な声に対しても、「夢をあきらめてはいけない」と言い放ちます。「あきらめずに頑張り続けたものが、最後には必ず勝利する」と言い続けます。ちょっとやそっとでは、へこたれません。
体当たりで生徒にぶつかっていって、次第に、彼らの心をつかんでいきます。
教え子たちは不良学生ですから、世間からは悪いことばかりしていると思われがちです。何か問題が起こると疑われたりします。しかし、この教師は「私は彼らを信じます」と、迷いもなく言い放ちます。
この教師は、いつも教え子たちの味方なのです。
そして、教える側と教えられる側というような、上下関係や師弟関係ではなく、ある意味では対等に近いような、仲間のような位置に存在しています。
もちろん、教師と生徒ですから、ある部分では教える側と教えられる側にいます。でも、一人の人間としてとらえれば、対等ともいえる位置にいます。教師の方が、教え子から気付かされることもあるのです。
このドラマを見ていて思います。
確かに、世の中、何でも思い通りにはいくとは限りません。大変なこともたくさんあるし、いくら頑張っても、うまくいかないこともたくさんあります。
でも、そうはいっても、頑張っていると報われることもたくさんあります。みんな、あきらめるのが早すぎるんじゃないか。もうちょっと頑張れば花開くのに、どうしてそこであきらめるのか。そう思うこともよくあります。
確かに、くじけそうになる気持ちは分かりますが、「もうちょっと頑張ろうよ」そう思います。
カッコつけるようですが、私は、自分が研修したり、コンサルティングで関わる経営者や社員の方々は、必ずやれると信じています。それだけの力を秘めていると信じています。
でも、時々、「やっぱりダメじゃないのか」「これ以上は無理かな」などと、限界を感じることもあります。自分自身に対して感じることもあるし、クライアントに対して感じることもあります。
でも、それじゃいけない。
クライアントの経営者や社員など、周りの人がくじけそうになっている時ほど、自分は頑張らなきゃいけない。みんなの力を信じなければいけない。そして、ちょっと折れそうになっている心を支えてあげなきゃいけない。
それが、私の仕事だから。
そして、私はクライアントの仲間にならなければいけない。教える人間でも、第三者としてアドバイスするだけの人間でもない。
夢を実現するために、クライアントとともに活動していくパートナーでなければならない。というか、そうなりたい。
ルーキーズを例にしていえば、一緒に甲子園を目指して努力し、甲子園に行けることになったら一緒に喜びたい。
他人のこととして客観的、冷静に、傍観者として関わるのではなく、自分のこととして、熱く、真剣に取り組みたい。
その思いを忘れるな!
そんなメッセージが聞こえてきたような気がします。
テレビドラマに影響されるなんて・・・
何だか、おかしいかな・・・
夏の暑さにやられたのかもしれませんね・・・
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