中途採用者を生かすためには
経営者と話をしていて思うことの一つ。それは、中途で入社してきた、経験のある人を生かすことの難しさです。
中途採用のメリットは、
・社会人としての常識がある(マナー教育不要)
・実務知識があるので即戦力になる(場合にもよりますが)
など、これまでの経験を生かせるということです。
ところが、多くの場合、この経験がくせ者になります。
採用される側は、なまじ他社での経験があるだけに、新しい会社での常識とは違う常識を身につけてしまっています。そして、その人に罪はありませんが、以前の常識の方が、その人にとっては常識なのです。
ですから、新しい会社に入れば、どこか違和感が生じます。
反対に、採用する側は、経験があることをメリットとしているにもかかわらず、その経験を邪魔者扱いすることがあります。前の会社の常識と、自社の常識は違うからです。そして、採用する側からすれば、常識というのは、この会社の常識です。
常識が違うのですから、食い違うのは当たり前です。
そんなことは、頭では分かっているはずです。でも、残念なことに、どちらもうまく譲り合えないことが多いようです。
そして、結局、中途採用よりも、自社で新卒から育てた方がいい・・・ということになりがちです。
まあ、確かにそういう面があることは否定できません。
でも、自社を成長させようと思うのであれば、別の見方もあるのかなと思います。
突然話は変わりますが、アメリカの強さ(最近はちょっと・・・ですが)は、世界各国から人種、国籍を越えて人が集まり、その良いところを採り入れているからではないかという気がします。
文化やバックボーンの違う人が一つの世界で生きていこうとすれば、当然軋轢も生じます。あ、うんの呼吸で通じないのは当たり前です。でも、それだけ異質な人たちが交流するからこそ生まれるエネルギーや発想というものもあるのではないかと思うのです。
もちろん、日本の良さもあります。
でも、極端な話、鎖国状態になってしまえば、世界各国から後れをとることは目に見えています。異質なものを無視するわけにはいかないのです。
最初のテーマに戻れば、中途採用者を積極的に生かすことは、異質なものをうまく採り入れて、企業が成長するチャンスになるだろうと思うのです。
確かに、それは難しいことです。でも、だからといって、中途採用者よりも新卒の方がいいと言い切ってしまうのはどうでしょうか。
やり方次第では、うまくいくと思います。
少なくとも、今よりは、もっとうまいやり方があるはずです。
中途入社した社員は、新しい会社で活躍したいと思っています。
中途採用した会社は、新しい社員に活躍して欲しいと思っています。
両者の意向は一致しているのです!
やり方次第で、双方がハッピーになれるはず!
みんなで強い会社をつくっていきましょう!
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