楽しくなる前の苦しみ
どんなことも、楽しくなる前には、楽しくない時があります。
テレビを見るとか、音楽を聴くとか、完全に受動的なものは、例外かもしれませんが、自分が能動的に関わっていくことについては、どんなことも修行の時があります。
修行とは大げさかもしれませんが、スポーツをするにしても、楽器の演奏にしても、それを楽しむためには、必ずその基本を身につけなければなりません。そして、その基本を身につけることは、楽しくない場合もしばしばです。
仕事も同じです。
そもそも仕事は楽しいものじゃないという考えもあるでしょう。でも、ある程度の経験を積んでくれば、仕事の中に楽しさを見いだせるようになります。すべての人がそうとは限りませんが、仕事に楽しさを見いだせる人が存在することは間違いありません。
そして、仕事の中に楽しさを見いだせる人は、自然と成果を挙げるようになります。
さらには、人からいわれなくても仕事に励むようになります。
上司が見ていなくてもさぼったりせず、自らチャレンジしていきます。
上司が、部下に指導するときには、仕事のやり方、技術、知識を教えることも大切です。目標を達成するようにハッパをかけることも必要かもしれません。
でも、一番大切なことは、仕事の中に楽しさを見いだせるように、何らかの気づきを与えることではないでしょうか。
そうすれば、自然に成長しようとします。
新しい知識を身につけようと勉強します。
技術を高めるために、自ら訓練に励みます。
研修をしていると、社員の目が輝く瞬間というものがあります。何かをつかんだ瞬間です。
この輝きが出てこない限りは、叱咤激励も徒労に終わります。すべてが無駄になるわけではありませんが、労力の割には、成果があがりません。
効率的に、そして楽に、人を育てるためには、最初に、気づきを与えることです。
もっとも、気づきを与えるためには、「ただひたすらやれ!」と、ひたすら打ち込ませることが大切だったりもするので、話はややこしいですね。
ただ、そういう辛抱の時があって、それから楽しさ、喜びの時があるということは、教えてあげるべきでしょう。
将来ハッピーになるためには、今の我慢も必要だということ。
こんなことは当たり前の話なのですが、当事者は視野が狭くなっていて、嫌なことばかりに目がいってしまいがちなので、上司や先輩がフォローしてあげるといいのではないかと思います。
過保護だという意見もあるかもしれませんが。
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