うちは、BSが大事だから。。。
以前、会社の先輩に言われた言葉です。
さて、BSとは何か。
Boss Satisfaction、つまり、上司の満足です。
よく、CS(顧客満足)、ES(従業員満足)などといいますが、それに合わせて、BSといっていました。
BSというのは、ある意味では、決して悪いことではありません。高いレベルを要求してくる上司を満足させられるということは、よい仕事ができているということであり、きっとお客さんも喜んでくれているでしょう。
ところが。。。
このBSという言葉が出てくるのは、あまりよい傾向ではありません。
上司の顔色を伺って仕事をするとか、ただのイエスマンになるとか、お客様よりも上司が優先されるようになるからです。
上司がお客様のことを考えていれば、問題はないように思えるかも知れません。部下が上司のために仕事をしていたとしても、上司がお客様のことを考えていれば、結局、部下は、間接的ではありますが、お客様を見て仕事していることになるという論理です。
でも、残念ながら、そうはなりません。
たとえば、上司は、顧客満足を考えて「迅速な対応をしよう」といったとします。
でも、部下には「迅速な対応」という部分しか伝わりません。極端なことをいうと、とにかく迅速に対応すればいいということになってしまいます。
その結果、迅速なのはいいのですが、質が低下したりします。
部下は、上司の口から出た言葉だけに反応するのです。
たとえば、仕事では、QCD(質、コスト、納期)が重要になります。会社の考え方で重点の置き方が変わりますが、基本的には、3つをうまくバランスさせることが大切です。
でも、上司がコストのことをいえばコストだけ、納期のことをいえば納期だけ、とにかく、上司がいったことだけを気にするようになるのです。
いつも上司がどう反応するかを考えて行動するのですから、そうなるのは当然です。
結局、部下は、お客様のことを見て仕事をしなくなります。
そして、失敗します。
上司に注意されます。
すると、そこだけ気をつけます。
ところが、他の点で失敗します。
またまた、上司に注意されます。
すると、またまたそこだけ気をつけます。
そして。。。
と、いつまでたっても、部下は何かしら失敗をやらかして、いつまでたっても、上司は同じような注意をしなければならなくなります。
こういうことは、どんな会社でも起こります。でも、BSを強く意識している会社の方が、起こりやすいようです。
そして、意識を変え、行動を変えることが難しいようです。
結局は、Bossが気付かないとどうしようもありませんから。
« 指摘するほどダメになる? | トップページ | ルーブル美術館展 ~ マナーが悪い! »
「企業経営」カテゴリの記事
- ちょい足しもイノベーション(2011.02.18)
- いい加減(2011.01.26)
- お山の大将にならないために(2011.01.08)
- 思いと論理の両立(2010.12.01)
- 「勝ちに不思議の勝ちあり~」は、経営にも当てはまる(2010.10.13)
「社員教育」カテゴリの記事
- 社員教育は、社員と目線を合わせることが重要(2012.01.16)
- 中堅社員研修会(2011.12.09)
- 神奈川同友会「新入社員フォローアップ研修」(2011.10.07)
- 「小野瀬さんの研修は楽しいですね」といわれて。。。(2011.09.16)
- 同友会の幹部社員研修会も一区切り(2011.09.05)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47027/45330687
この記事へのトラックバック一覧です: うちは、BSが大事だから。。。:




コメント