社員は見ていた!
以前、「家政婦は見た!」というドラマがありました。たしか市原悦子さんが主人公で、派遣先の家庭の問題を暴き出すようなドラマだったように思います。
家政婦というのは、その家庭にとって主役ではありません。当たり前ですが、家族が主役で、主役の生活を支える黒子的な存在が家政婦です。もっとも、我が家に家政婦はいませんし、家政婦がいる家庭にお邪魔したこともありませんので、家政婦とは何か定かではありませんが。。。
このドラマでは、普段黙って家事をこなしている家政婦が、その家庭の内部をえぐり出すというのぞき見的な面白さが受けていた理由の一つだと思います。普段は、いい暮らしをしていて、何も問題ないように見える上流家庭の実情を暴き出し、庶民がスッキリするという番組だったのかもしれません。
で、テレビドラマはどうでも良いんですが(じゃあ書くなといわれそうですが)、いつもこの番組のタイトルを見て思うのが、社員も上司や社長のことをよく見ているということです。
かつて、私が所属していた会社でのことです。
その会社は、基本的な勤務時間は、10時から18時でした。これだけを見ると、勤務時間の短い楽な会社に見えますが、実態はそうでもありません。朝は、基本的に10時ですが、終わりは早くて21時、下手をすれば終電ギリギリでした。
最悪なのは、22時ぐらいまで仕事をしているときに、社長から「飯でも食いに行くか」と誘われ、同行させられるときです。まだ仕事は残っていて気がかりだし、社長の接待をしなければならないし、終電ギリギリで身体はきついし、、、
何も良いことはありません(泣)
でも、そうなる前に帰る訳にもいかないのです。なぜなら、早く帰ると、「お前余裕だな」と社長からいわれて、目をつけられるからです。従って、たとえ急ぎの仕事がない場合でも、上司や社長がいる場合は、遅くまで残っているのが慣例になっていました。
大抵は、社長も遅くまで残っています。そして、自分の仕事が終わると、残っている社員に「飲みにいくぞ」と号令をかけます。それがパターンでした。
ところが。。。
時々、このパターンが崩れます。夕方の17時ぐらいになると、いつもとは違う不可解な行動をとるようになり、秘書の女性に、「今日はもう帰っても大丈夫かな」というような質問をし始めます。そして、19時前に「お先に」と帰っていくのです。
そして、次の日は決まって、ご機嫌でもあり、疲れたようでもある顔をして出社してきます。。。
要するに、あるところに飲みにいって、、、というわけです。
面白いのは、誰一人として、そのことを口に出す人間はいないということ。
でも、秘書の女性、事務の女性、そして私と私の後輩などというメンバーになったときには、もう大変です。
「社長は、この日はネクタイが違うんですよ」
「行っているのは、○○っていう店らしいんですよ」
「その店には、、、」
「次の日は、、、」
いろいろな情報が、飛び交います。
特に、女性は服装や持ち物などもよく見ています。その日は、いつもと腕時計が違うという事実も発覚しました。
それだけよく見ているのに、そして、何をしているのかも分かっているのに、社員は、何もいいません。
気がつかない振りをしています。
知らぬは社長ばかりなり。。。
ああ、恐ろしや~~~
社員を侮ってはいけません!
よ~く、見ていますから!!
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