相手の立場になれるか
私が子供の頃。プロ野球の中継は、バックネット裏からでした。主審の後ろから、ピッチャーに対する形で、放送されていたのです
それが、いつの間にか、ピッチャーの後ろからバッターに対する形で放送されるようになりました。
これは、好みの問題で、どちらでも良さそうな気もします。でも、ふとそうでもないような気がしてきました。たまたま休みの日に野球中継を見ていて、自分のある傾向に気付いたのです。
それは、応援しているチームが守っているときに力が入るということです。ひょっとしたら私だけかも知れませんが、「よし、三振!」とか「あ~打たれた~」とか、守っているときの方が、応援に熱が入っているのです。もちろん、攻撃しているときも応援はしていますが、どうも力の入り方が違います。
攻撃の時は、今よりもいい状況になる可能性はありますが、悪くなることはありません。だから、攻撃の時は安心して見ていられるのかなと最初は思いました。逆に、守備の時は、今より状況がよくなることはなく、むしろ悪くなったり、逆転されたりするる可能性もあります。だから、守備の時に力が入るのかなと思っていました。
でも、どうやらそうではないようです。
なぜなら、ラジオ放送を聞いている時は、守備でも攻撃でも同じように力が入るからです。
では、なぜ、テレビの時は、守備の時に力が入るのか。。。
それを考えると、夜も眠れない。。。(かなり古い!)
でも、あることに気付きました。
要するに、カメラのアングルの問題なのです。
最近のテレビ放送は、ピッチャー側の目線なので、どうしてもピッチャーに感情移入してしまうようです。
「外角低めにストレートで三振!」とか、「よし、ここでフォークで三振!」とか、「インコースで詰まらせよう!」とか、無意識のうちに配球を考えながら見ています。
そして、討ち取ったり、打たれたり、ピッチャーとしての結果に、一喜一憂しています。
そのことは、自分が応援しているチームが攻撃しているときも同じで、自分で気がつかないうちにピッチャー側の心理で画面を見ているようです。でも、本当に応援しているのはバッター側なので、混乱が生じているというか、気持ちが入っていかないというか、そんなことになっているようです。
たかが、カメラのアングルくらいで。。。
そう思われるかも知れませんが、ちょっとしたことで、自分の意識は変わるものです。
たとえば、平社員からリーダーになったとき。
それまで分からなかったリーダーの立場が分かりました。
本社から支店に移ったとき。
どうして、本社が支店から苦情をいわれるのか分かりました。
独立して、自分で事業を行うようになったとき。
やめた会社の社長の立場が分かるようになりました。
相手の立場に立つ。
いうのは簡単ですが、実際には、なかなかできません。
分かっているつもりでも、分かっていないことが多いものです。
社長と社員。
上司と部下。
夫と妻。
親と子。
お互いが相手の立場を尊重していけば、もっともっとよい状況が生まれると思います。
そんなに簡単なことではありませんが、だからこそ、いつも意識することが必要かと思います。
人は、どうしても自分のアングルでものを見ていますから。
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