カフェテリアプラン
カフェテリアというのは、お客さんが、好みの料理を好きに選択して、自分でテーブルに運んで食べる形式の店のことです。
そこから、企業の福利厚生制度を、社員が自由に選択できるようにした制度が、カフェテリアプランと呼ばれています。自由にとはいっても、もちろん決められた枠があって、その中で自由に選択できるという制度です。
どうしてこんな制度ができたのかといえば、企業の福利厚生費の予算にも限界があり、一方、社員のニーズも多様化してきたからです。
福利厚生費が無尽蔵にあるのであれば、考えられるあらゆるメニューを全員に提供すればいいわけですが、それは現実的ではありません。どうしても予算には限界がありますから、提供できるメニューにも限界があります。
でも、だからといって、我が社はこれとこれだけです、と限定してしまったのでは、満足する社員もいれば不満足な社員もいる。そこで、好きなものを自分で選択させようというのが、この制度の狙いです。
ここで重要なのは、人によって望むものは違うという当たり前のことです。
会社に何を望んでいるのか。
これは、社員一人ひとり、微妙に違います。当たり前ですが、まったく同じはずがありません。
社長がよかれと思ってしていることでも、すべての社員がいいと思っているとは限りません。ある社員にとってはよくても、ある社員にとってはそうでもない。そういうことはたくさんあるはずです。
これは、どうすることもできません。
いろいろな人がいるのですから、全員が満足するわけがありません。
でも、だからといって開き直っていいものでもありません。
「人はみんな違うんだから、しょうがないでしょ」
そういうものではないと思います。
社員は、会社の姿勢をよく見ています。
社員だって、社員全員が満足できるとは思っていません。会社では、自分の思い通りにならないことがあることは、たいていの人は分かっています。
でも、その上で、会社がどうするかを見ているのです。
少しでも、一人ひとりのニーズをくみ取ろうとしているかどうか。
意見を採り入れようという姿勢があるかどうか。
それをどう感じるかによって、その人の愛社精神、帰属意識が変わってきます。
仕事に対するモチベーションも変わるでしょう。
重要なのは、実際に意見を採り入れるかどうかではなく、そういう姿勢があるかどうかです。
この会社は、本当に社員のことを考えてくれているのかどうか。
社員は敏感に感じています。
社員に迎合する必要もありませんが、社員を仲間だと考えていれば意見を聞くでしょう。
少なくとも、真剣に耳を傾ける姿勢を見せるでしょう。
同じ目的のため、同じ目標のため、同じ会社で一緒に働く仲間だと考えるのならそうするはずです。
もっとも、単なる使用人であれば、そうはしないでしょうが。。。
« やりがいのある仕事 | トップページ | 幹部ミーティング »
「企業経営」カテゴリの記事
- ちょい足しもイノベーション(2011.02.18)
- いい加減(2011.01.26)
- お山の大将にならないために(2011.01.08)
- 思いと論理の両立(2010.12.01)
- 「勝ちに不思議の勝ちあり~」は、経営にも当てはまる(2010.10.13)
「社員の満足」カテゴリの記事
- 私が会社を辞めた理由(2010.04.28)
- X理論・Y理論と仕事のやりがい(2010.04.10)
- チームワークは必要条件(2010.03.26)
- やってみたら楽しかった!(2010.03.07)
- 社員満足とは ~ 働きがいのある会社(2010.03.01)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47027/46398109
この記事へのトラックバック一覧です: カフェテリアプラン:




コメント