成長を実感できると、努力できる
新聞を読んでいたら、かつてのマラソンの名ランナー宗兄弟のコメントがありました。
記事によれば、最近は、高校生でも5000メートルで14分台の記録を持っている人がたくさんいる。駅伝でも、かつてなら2時間8分から10分ぐらいで優勝できたのが、最近は2時間5分台。高校生のレベルが以前に比べて、ずっと高くなっているとのこと。
高校生のレベルがそれだけ上がっていれば、その上の大学、社会人などのレベルはもっともっと上がっているはず。。。
そう思いきや、そうではないらしいのです。
高校生の記録は伸びているのですが、それ以後伸び悩む選手が多いとのこと。
早くにいい記録を出してしまうと、そのあと自己ベストを出すことは難しくなります。なかなか自己ベストが出せないと、もう伸びないんじゃないかとモチベーションもダウンします。実際に、そういうことが起こっているらしいのです。
記録が伸びないのは、自分自身の限界ということもあるのでしょうが、気持ちが続かないためということもあるのでしょう。
これは、陸上に限りません。
仕事でも、同じ仕事を続けていると、徐々にマンネリ化して、実力も伸びなくなります。新しい仕事に就くと、覚えることが多くて大変ですが、徐々に仕事ができるようになり、成長の実感を持てることでモチベーションも保てます。しかしながら、しばらくすると成長の実感もなくなり、仕事への意欲が低下することもあります。
誰でも、右肩上がりで成長するわけではなく、伸び悩む時期があります。それを乗り越えれば、またぐっと成長するわけですが、そこで耐えられるかどうかが問題です。
一番いいのは、自分自身でモチベーションを維持していくことです。
でも、誰もがそれができるとは限りません。いえ、それができる人の方が少ないかも知れません。
ここで大事なのが、上司のフォローではないでしょうか。
上司が、本人が気づかないような成長している部分を指摘してあげれば、本人の自信になり、意欲も高まります。
あるいは、次のステージを見せてあげる。つまり、今が踏ん張り時で、ここで頑張れば自分が成長して、次のステージに進めるということを示してあげることです。そうすれば、モチベーションも維持できます。
ひょっとすると、こういうときに、ダメだしをするというパターンもあるかも知れません。もしかすると、現実的には、これが一番多いかも知れません。
ダメだしをされることで、もう一度気を引き締めなおして、力を発揮し始めるということもあるでしょう。
でも、そうでないことも多いと思います。
なぜなら、本人だって、今のままではダメなことは、ある程度分かっているからです。それを指摘されても、「じゃあどうしたらいいの?」と悩みが深くなるだけ。そんな可能性もあります。
それなら、いいところを認めてやって、モチベーションを維持するようにした方が効果的だと思います。
叱られたり、ダメだしをされて意欲がでてくるのは、ほんの一瞬です。
でも、「こうなりたい」「こうしたい」という明確な目標があるときや、成長している実感が持てるときは、意欲が持続します。
どちらが効果的かは、明白だと思います。
ただ、叱ったり、ダメだしする方が、上司は仕事をした気になるんですよね。
逆にいえば、褒めるとか認めるというのは、仕事をした気になりにくいんです。
でも、大切なのは、何をしたかではなくて、どういう効果があったか。
結果を重視するのであれば、やるべきことは明白だと思います。
« 時の流れに身をまかせ | トップページ | 新たな付加価値 »
「リーダーシップ」カテゴリの記事
- リーダーは2人育てるべし(2010.08.10)
- 社長の魅力が優秀な社員を呼ぶ(2010.08.09)
- リーダーは今日も奮闘中!(2010.07.20)
- 最小不幸社会?どうせなら、違ういい方をして欲しいんですけど。。。(2010.06.09)
- ウルトラマンはもういない ~ これからはプリキュアだ!(2010.06.02)
「社員教育」カテゴリの記事
- 正しく叱咤激励してますか?(2010.09.09)
- 育つ場をつくることが大切(2010.09.05)
- 感謝のエネルギー(2010.09.04)
- 幹部社員研修会も一区切り(2010.09.03)
- リーダー会(2010.08.27)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47027/46633838
この記事へのトラックバック一覧です: 成長を実感できると、努力できる:






コメント