中小企業家同友会の幹部社員研修会
昨日は、私が参加している中小企業家同友会で、幹部社員研修会の模擬セミナーが実施されました。
中小企業家同友会には、会員が共同で求人活動を行う「共同求人委員会」、社員研修などを開催する「社員教育委員会」、経営理念づくりやビジョン、計画策定などを行う「経営指針委員会」などがあります。
昨日の研修は、「社員教育委員会」主催の幹部社員研修会でした。
長々と説明したのは、昨日の幹部社員研修は、ちょっと特別だからです。私自身は、幹部社員研修は仕事の一つであり、特に珍しいものでもありません。でも、同友会(神奈川県)としては新たな試みなのです。
また、私自身にとっても、特定の会社の幹部社員ではなく、複数の会社の幹部社員が集まっている幹部社員研修というのは初めてです。
そんなわけで、昨日は、ちょっと特別だったのです。
やってみて思ったのは、やはり、違う会社の同じような立場の人と話をするということは、いい刺激になり、新たな気づきが得られるということ。
昨日は模擬でしたので、参加者は5名で、1グループで討論しましたが、いろいろな意見が交わされ、刺激になったようです。
その一方で、会社が違うということは、問題や課題、ビジョン、理念など、前提条件が違うので、うまくやらないと意味のない討論になってしまうということです。
実は、私が公開セミナー的な幹部社員研修をやらないのは、それを意識しているからです。
幹部としての一般論を話すのなら、いろいろな会社の人を集めてやる方が効率よくできます。嫌らしい話ですが、効率よく儲けやすいと思います。一般論なので、一度基本のプログラムを作ってしまえば、あとはそれを繰り返しつつ、ブラッシュアップしていけばいいですし。
企業別に幹部社員研修をやるというのは、その企業ごとにカスタマイズしていきますので、それがやりがいや面白さでもあるのですが、手間暇がかかることは否定できません。
実施する側にとって効率的なのは、公開セミナー的なやり方になるでしょう。
でも、それだけでは、結局、本当の幹部研修にはできないという思いもあります。
私は、研修を行うことを仕事の一つにしているので、こんなことをいうのも何ですが、人を育てるのは実務です。仕事、経験です。研修やトレーニングは、その補助をするだけです。
その補助も、新入社員をはじめとする、どちらかといえばまだまだ未熟な社員には有効性が高いと思います。
しかしながら、経験が豊富な管理者、幹部社員になればなるほど、実務の中で成長するという面が強くなっていくと思います。
そうすると、研修の中でも、単なる一般論ではなく、その会社の課題、その参加者が業務上抱えている課題にフォーカスしていかなければならないと考えているのです。
また、経営者に近くなるほど、自分で考えて、自分で行動するということが求められるとも思います。そういう力を養うためには、自分で考える癖をつけたり、目の付け所や、考え方そのものを学ぶことも必要です。
そのためには、講師の講義を聞くのではなく、自分で考えたり、議論しながら答えを導き出したりという経験が重要です。
それを研修の中でやろうとすると、結局、同じ会社で同じような課題を抱えている人が集まって研修をすることが望ましいのです。そうすれば前提条件は、全く同じとはいわないまでも、ほとんど同じです。お互いの立場もある程度は理解できています。
そういう状態でやるからこそ、有効な研修になると考えているのです。
ですから、今まで自分では、いろいろな会社の人を集めた幹部社員研修というのは実施するつもりがありませんでした。
ただ、異業種の幹部社員同士が集まるということは、冒頭にも書いた通り、それはそれで大きな学びの場になります。
昨日の模擬研修をやりながら、その良さを実感しましたし、自分でも企画してみようかなどと思ったりもしました。
でも、まあ、同友会の中でもやるわけだし、わざわざ自分がやる必要もないかなと思ったり。。。
よく考えると、同友会の企画も、たたき台は自分が作ったので、これから自分が企画を作ったとしても、似たようなものになるだろうし。。。
まあ、まずは、同友会の幹部社員研修が、幹部社員の成長を促進し、その結果、会社の発展につながるよう精一杯やっていくことにしましょう!!
本番は6月です。
まだまだ先ですが、油断すると、あっという間ですからね。
心して準備していこうと思います。
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本ブログ、全く同感です。
素晴らしい洞察力ですね。
いずれは・・・いいんじゃないでしょうか?
しかしながら、ご自分のペースで。
「社員教育」は、「社長教育」。
辛抱です。
投稿: ローリングストーン | 2010/01/26 17:10
ローリングストーンさん
とても、心強いお言葉ありがとうございます。
勇気づけられます!
ただですねぇ。。。
“「社員教育」は、「社長教育」”といわれてしまいますと、

今後いろいろとやりにくくなるので、
その点については見なかったことにしておきます
投稿: おのせ | 2010/01/27 17:09