『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』
EC Studioという、ホームページ売上アップを行う会社の代表取締役である、山本敏行さんが書いた本。
毎日コミュニケーションズ (2010-02-23)
売り上げランキング: 20
1月に電話をiPhoneにし、10日ぐらい前にツイッターを始めた私のために書かれたような本。これで私も大もうけ。。。んなわけないか。。。
私がこの本で注目したいのは、ツイッターを活用することによって、社内のコミュニケーションが良くなったという点。
ツイッターを使うかどうかは別にして、コミュニケーションをよくするためにはどうしたらよいかという視点で読んでも、参考になることが書かれていると思います。
この会社が上手だと思うのは、ツイッターの使用について、ほとんど制限を設けていないこと。何か新しいことを始めようというときに、いろいろな縛りをつけると、なかなかうまくいかないものです。
それを見越してか、ツイッター導入に当たってのルールは、「機密情報についてのつぶやきはしないこと」の一つだけ。
それ以外にも、みんなが使うようにする工夫はされているようですが、ルール決めも重要な要素だと思います。
ところで、よく、今の若い人たちは、何でもメールでやりとりをして、顔をつきあわせたコミュニケーションが苦手だといわれます。
それに対処するためには、大きくいえば、強引に面と向かったコミュニケーションをさせるという方法と、コミュニケーションがとりやすい方法(つまりメール)をうまく活用するという2つがあります。
ただ、メールを使っていると、ずっとそのままです。かといって、強引に顔をつきあわせたコミュニケーションをとろうと思っても、なかなかうまくいきません。それがうまくできるぐらいなら、最初からできているでしょう。
ところが、ツイッターなら、今時の若者たちもコミュニケーションしやすく、そこでコミュニケーションをとっているうちに、直に顔を合わせてのコミュニケーションもできるようになるのではないかという気がします。つまり、後者をやっているうちに、前者ができるようになるということです。
ツイッターは、人と人の壁を低くし、取っ払う効果があるように思うからです。
また、コミュニケーションができるかどうかというのは、単に、コミュニケーションスキルが高いか低いかの問題ではないからです。
もちろん、スキルは高いに越したことはありませんが、そんなに高くなくても、相手のことを知っていれば、ある程度推察できるようになるのです。表現力のない相手であっても、ツイッターなどで情報を知り、その人のことを知っていれば、きっと理解しやすくなるはずです。
この本では、ツイッターを導入することで得られたメリットや、その反対のデメリットが分かりやすく書かれています。
ただ、ツイッターを使ったことがない人が読んでも、いったいどういうことなのか分かりにくいかもしれません。私自身も、ツイッターを始める前は、「ツイッター?何それ?つぶやいてどうするの??」という感じで、いくらそのメリットを説明されても、ちんぷんかんぷんでした。
でも、やってみたら、その意味がすぐに分かりました。
「百聞は一見に如かず」といいますか、「百聞は一行に如かず」という感じでしょうか。
その他にも、これまた今話題のクラウド・コンピューティング、グーグル・アップスについても触れられています。
どう活用するかはそれぞれだと思いますが、中小企業は、このような無料の(あるいは大きなコストのかからない)ツールを、うまく活用することが大事だと思います。
もっとも、私も偉そうなことはいえません。。。
グーグル・アップスを知ったのは3ヶ月ぐらい前、iPhoneの導入は1ヶ月前、ツイッターは10日前。
その前までは、別にITの進化は無視。ついていこうという気はほとんどありませんでした。
なぜなら、私の仕事は、組織開発、人材育成という、きわめて人間くさく、泥臭い仕事だからです。そんなの関係ねぇやと思っていました。
でも、これらを知って、実際に使ってみて、考えは変わりました。
絶対に、うまく活用すべきです!!
そこで、勝負が決まることもあるかもしれません。
そのための入門書としても、この本はいいかもしれません。
「ああ、こんなことができるのか。。。」と。
読む前の注意点は、
「この会社は、ITの会社だからね」とは、絶対にいわないこと。
確かに、企業によっては、それほど役に立たない企業もあるでしょう。でも、とても有効な使い方が見つかる企業もあると思います。
今こそ、頭を柔らかくして、柔軟に発想してみるべきではないかと思います。
毎日コミュニケーションズ (2010-02-23)
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