社員を育てるとき、褒めた方がいいと思う理由
大人は、誰もがかつては子供でした。大人になるということは何なのかを考え出すときりがないのでやめておきますが、子供と大人の大きな違いの一つは、現実の厳しさを知っていることです。
どうしてそうなるのか。
それは、失敗やうまくいかなかった経験の積み重ねがあるからです。
小学生のとき、プロ野球選手になりたいと思う子供。でも、中学で野球部に入ったら、そこですらレギュラーにはなれない。ああ、ダメだ。。。
一生懸命勉強して臨んだ第一志望校の受験。残念ながら、桜散る。。。そして、第2志望校へ。
徒競走では、いつもビリ。
思い切って告白してみたら、他に好きな人がいるといわれる。
まあ、きりがないのでもうやめますが、結局、世の中、自分の思うようにはいかないということを、経験上知ってくるわけです。
そんなところへもってきて、世の中の親切な大人たちは、「世の中はそんな甘くない。おまえなんか××」と、さらにダメだしをしてくれます。
学校教育は、どちらかといえば、長所を伸ばすのではなく、欠点を矯正するやり方。得意な科目を褒め、それをもっと伸ばそうというのではなく、ダメな科目を指摘して、それを普通にさせる。
規格型大量生産が重要だった頃の教育なので、仕方がないともいえますが、本人にとっては、自分の良さよりも、悪い点だけをクローズアップされるのです。
ゆとり教育というのは、また、ちょっと違いますが、話がややこしくなるので、ここではカット。
何をいいたいのかというと、将来に対して夢を持っていた子供も、夢をうち砕かれ、自分はダメだと思って大人になってくるということです。
まあ、極端な表現だということは認めます。でも、心の中で、どこか自信を持てずに大人になってくる子どもたち(大人たち?)が多いのです。
そんな人たちを成長させようとするのであれば、ダメなところを指摘しても、あまり効果はありません。
これまでもずっとそうやって育ってきましたので、あまり、大きな刺激にもなりません。下手すると、「どうせダメだよ」というひねくれ者も出てきます。
どうせダメだと思っているから、目標を立てて、そこに向かってがんばっても無駄だと考えます。そう考えれば、当然、必死で努力することもありません。
結局、無気力で、こらえ性のない若者たちが増えていきます。
じゃあ、どうすればいいか。
やればできるという自信を持たせることです。
そのためには、褒めることが必要なのです。褒めるというと誤解を招くかもしれませんが、できたことを認めてあげるということです。そして、「あなただって、やればできるんだ」ということを伝えて、励ましてあげるのです。
そうすれば、誰でもがんばるようになります。
どんな人も、成長したいと考えているからです。
少なくとも、私はそう信じています。
実際に、今まで私が出会った人の中で、そうじゃない人はいなかったと思います。
その気にさせれば、みんな成長します。
問題は、どうやってその気にさせるか。
そこが腕の見せ所。
簡単にはできないかもしれません。でも、やれることだし、間違いなく効果があります。
本当に効果を求めるのなら、とても重要なポイントだと思います。
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