過剰品質にご用心
どんなものでも、それが発明された当初、あるいは、製品として発売された当初はシンプルです。
ところが、時間が経つにつれ、ライバル会社との競争のせいもあって、品質がよくなり、機能が豊富になり、それにもかかわらず価格は下がっていきます。
とはいうものの、品質や機能が向上しているので、その割には安くなっているということで、品質が高く、機能が豊富なら、やっぱり高価格になります。そうしないと、儲からないでしょうしね。
このことは、ユーザー側になると、たいていは、もっとシンプルでいいから安いのを出して欲しいということになります。
たとえば、携帯電話。
今はiPhoneなので、半分モバイルPC代わりですが、以前の携帯電話は、ネットもほとんど見ないし、メールもそれほどやらないし、基本的には電話として使っているだけでした。ですから、よけいな機能はいりません。
シンプルで、軽くて、薄いのがいいなと思っていました。
最近は、そういうものも出ていますが、一時期は、高機能を競うばかりで、私にとっては意味のない新製品のオンパレードでした。
パソコンのソフトも、バージョンアップするとよけいな機能が付いてきて重くなるので、やめてくれという感じ。
ユーザーとしては、いつもそう思います。
でも、ひとたび提供する側になると、考え方が変わってしまうんですね。
私も、要求されていることよりも、もっともっとサービスしようとしてしまいます。
それが、親切というものだと思っていたからです。
もちろん、場合によっては、もっともっとサービスするということは、その分フィーが発生するので、売上があがるということもあります。でも、どちらかといえば、そういうことよりも、それほど手間がかかるわけではない場合には、現在のフィーの範囲内で、もっともっとサービスをしようということです。
俺って親切!!
そうやって、自己満足に陥っていたのですが、ことがことだけに、よけいなお世話というか、放っておいて欲しいというか、そういうこともあるような気がしてきました。
私としては、一度関わりを持った企業は、他人事には思えないので、もっと何か貢献したいと思うのです。
特に、長くお付き合いしている会社はそうですね。
でも、まあ、それも相手次第ですね。
どちらが相手のためになるか、少し複雑な面もありますが、状況をよく見て判断しなければいけませんね。
過剰品質にならないように。
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